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e clinic 統括技術顧問

飯田 秀夫 医師

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飯田秀夫 飯田秀夫

大学卒業後、手先の器用さを活かせる形成外科を専攻しました。顕微鏡下血管吻合による遊離皮弁移植を用いた頭頸部再建を専門としますが、よりレベルの高い形態美を目指し美容外科に転向しました。
リッツ美容外科を経て湘南美容クリニックでは統括技術指導医としてのべ300名以上の医師の技術指導と管理、カリキュラムの作成をおこなうことで規模拡大を技術面から支えました。
より高度な美容外科手技を多くのクリニックに幅広く指導できるよう2023年11月からはフリーとなりGlobal Medical Supplyを立ち上げeクリニックにて診療、教育を行っています。
顔面の手術全般を得意とし、安全で満足度の高い治療の提供をモットーとしています。著書「顔の美容外科手術書」(日本医事新報社)は美容手術の入門書として若手美容外科医の間で好評です。

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略歴

  • 1992年
    東京医科歯科大学医学部卒業
    以降、同大学医学部付属病院、国立がんセンターなどで頭頸部外科、形成外科、美容外科を研鑽
  • 2007年
    東京医科歯科大学臨床教授
  • 2009年
    リッツ美容外科東京院
  • 2013年
    リッツ美容外科東京院院長
  • 2014年
    湘南美容クリニック
  • 2018年
    湘南美容クリニック統括技術指導医・辻堂アカデミア院院長
  • 2023年
    eクリニック 横浜みなとみらい院

資格・専門医

  • 日本形成外科学会専門医
  • 医学博士(東京医科歯科大学)

所属学会

  • 日本美容外科学会(JSAPS)会員
  • 国際美容外科学会(ISAPS)会員

Interview

インタビュー

なぜ医師になったのですか?

http://飯田秀夫

中学・高校は私立医大の付属校に通っていたこともあり同級生には医師の子弟が多くいました。家に遊びに行くと白衣を着て診察をしている友人の父親が凛々しく見え、医師という職業にあこがれるようになりました。ものづくりが好きだったので機械工学に進むことも考えましたが、生身の人間を相手にしてダイレクトに喜ばれるので最終的に医学の道に進むことを選択しました。  わたくしは美しいものが大好きで強く心を惹かれます。雪の結晶の完璧な対称性、大理石の不規則でありながら統一感のある模様、葉脈の繊細で複雑な形態など、自然の中に隠された美しさを見ると心が躍ります。人間の顔貌も同じで、その人なりの特徴や美しさが必ずあります。性別、年齢、人種により容貌はさまざまですが、その人なりの魅力や味わいを見出すのが好きです。  そこで、病気を治すのではなく、形態を修復し整える形成外科を専攻することにしました。傷をきれいに治す技術や腫瘍切除後の欠損を修復する技術を習得し、形成外科専門医として多くの患者さまの治療にあたりました。非常にやりがいのある仕事でしたが、「失われた形態の修復」では限界を感じることも多く、最終的に「美しさの追求」を目的とする美容外科へ転向いたしました。美容医療は数値化できない主観的な内容を扱うので奥が深い分野であり、日々悩みながらより良い結果を目指して奮闘しています。

なぜeクリニックに入職したのですが?

eクリニックの統括院長の円戸先生は前職の大手美容外科で4年ほど一緒に働いていました。私は統括技術指導医として所属医師にさまざまな手術を教えていましたが、円戸先生は向上心が人一倍強く、手術に対して常に情熱を傾けていて同期の中でも抜きんでた存在でした。十分な経験を積んだ後に地元金沢で開業しましたが、腕の良さで瞬く間に北陸を代表するクリニックとなり、さらに熱意のある医師を集めて全国展開していく姿に注目していました。 大手美容外科での「若手医師の教育プログラムを作り育成する」という仕事も順調に進み一段落ついて、次の新たな仕事の構想を練っていたところ円戸先生より一緒に指導医として働いてほしいと声をかけていただきました。 若手の次は中堅医師の外科手術レベルの向上が課題であると考えていたところであり、「結果にこだわった高品質な外科手術を提供する」というコンセプトのeクリニックであればこれを実現できる、そして質の高い治療を広く提供できると確信し、10年間勤務した大手美容クリニックを辞めてeクリニックに入職することにいたしました。eクリニックでの美容医療を通じて多くの方がより輝かしい人生を送れるようお手伝いをしたいと考えています。

顔の手術はすべて得意ですが、中でもフェイスリフトと鼻の手術が好きです。

http://カウンセリング中の飯田秀夫

フェイスリフトは容貌を以前の状態に近づけることで隠れていた美しさを最大限に引き出し、若さと輝きを取り戻すことができます。 比較的時間のかかる手術ですが、「一番きれいな時の自分に戻れました」などその方の持っている美しさを取り戻し、この上なく喜んでいただけるので大好きです。 鼻は3次元的なので形を作るのは容易ではありませんが、鼻先の高さ、位置、鼻筋の太さを変えて光の反射と影の見え方をコントロールすると美しい鼻になります。形成外科で培った高度な技術を駆使し、全方向から見て美しい鼻を作ると顔の印象が一変します。美容的なセンスと技術が同時に要求されるので非常にやりがいがあります。

どのような点に気を付けて手術を行っていますか?

希望通りの結果を出すのはもちろんですが、術後の痛みや腫れが最小限となるように心がけています。手術は魔法ではないので痛みや腫れ・内出血などは必ず出ますが、時間とともに軽くなり希望に沿った結果に仕上がっていきます。これらのダウンタイムについての情報をできるだけ提供することで無理のない日程で手術に臨んでいただけるようこころがけています。 また、美容の手術を何回もなさって慣れている方は少数派であり、ご不安を感じるのは仕方がありません。特にダウンタイム中は正常な経過なのか悩まれることでしょう。私たちは美容治療を毎日たくさんの方にしており、さまざまな経過を見ているのでその経験を基に適切なアドバイスができます。万が一、疑問を感じたときはネット検索をするのではなく、遠慮なくお問い合わせいただきたいと思います。

先生は美容外科医向けに本をだされていらっしゃいますが、どのような思いで本をお書きになられましたか?

大学医学部卒業後は大きな病院で研修をしますが、一般病院では美容手術はほとんどないので勉強することは非常に困難です。美容手術の多くは個人クリニックで各々なされているのですが人員に限りがあるために教育までは手が回りにくく、美容外科医を育てる環境としてはベストとは言えません。このような状況では優れた美容外科医が育ちにくく、いつまでたっても安心して美容医療を受けてもらうことはできないでしょう。 多くの方に美容治療の素晴らしさを享受してもらうには治療技術を広く公開し、美容に携わる医師を増やすのが最も近道です。そのためには初心者向けのわかりやすい美容外科教科書が必要であるとの考えから「顔の美容外科手術書」という本を日本医事新報社から刊行しました。 論理よりも実践を重視し、画像を多用した内容が好評を博し多くの若手医師が本書を通して勉強をしているとの話を聞きます。本書をきっかけにして一人でも多くの美容外科医が育ち、美容医療で幸せになる方が増えればと願っています。

美容外科医を育成するうえで気を付けていることはありますか?

http://手術をしている飯田秀夫

美容外科は健康な状態の方に敢えてメスを入れるところが従来の医療とは異なります。また、保険が効かないので費用も高額になることも多々あります。美容医療を行う者はこれを受け止め、以下の2点を意識するように指導しています。 まず、望み通りの結果を出すこと。目指す方向は一人ひとりで異なります。今のイメージを生かしたままほんの少し良くしたいという方もいますし、逆に全くの別人に変身したいという方もいらっしゃいます。この変化の匙加減を間違えてしまうと医療者、患者さんともども不幸になってしまいます。十分に時間をかけてカウンセリングをおこない共通のゴールを確認し、それに基づいて手術を計画し正しい結果を出すように教育しています。 次に、プロとしてのアドバイスを行うこと。SNSの発達により美容医療にかかわる情報は容易に入手できるようになりましたが、正しい情報もあれば間違った情報も同じくらいあります。自分に都合のよい間違った情報を鵜呑みにしてしまい、手術をしても結局悩みは解決されずがっかりしたという話を聞きます。 最も大事なのは「何が問題でどのようになりたいのか」であり、ご希望される手術でその問題が解決できなければまったく意味がありません。正確な見立てをして、ご予算や許容されるダウンタイムを考慮したうえで適切な治療法を提案するのが私たちの仕事です。プロの職業人として、いらっしゃった方の悩みを解消し、期待以上の結果を出すように指導しています。

eクリニックはどんなクリニックですか?

eクリニックは前職の最大手美容外科チェーンに比べると医師、分院の数はまだ少なく小規模です。しかし、技術と結果にこだわる円戸先生の方針に賛同して入職しているので技術に対する向上心は強く、仕事に労を惜しまないタイプの医師が揃っています。また、入職前に何人かの若手医師と話す機会があったのですが、素直で真面目なタイプが多く人格的にもすぐれた逸材がそろっています。 このような医師に適切な指導をおこなうと急激に伸びるのは前職で経験済みであり、数年後は美容外科界を代表するような医師が誕生するのではないかと期待しています。こだわりを持ってきめ細やかな人材育成をすることで日本一高品質な美容医療を提供できるグループになると確信しています。

休日は何をしていますか?

オン・オフをしっかりと区別して休日はしっかりと休むことを心がけ、仕事でたまった疲れやストレスを発散させるためにできるだけ体を動かすようにしています。 昨年からボディボードを始めました。サーフィンほど難しくなさそうで道具も手軽なので私にとっては丁度よいマリンスポーツです。海に浮かびながら良い波を待つのは忍耐力が必要ですが、うまく波に乗れたときは何物にも代えがたい爽快感があります。長期休暇を取ってハワイで思い切り練習するのが夢です。 

今後の抱負や展望を教えてください

最高の満足度を目指し、私を頼っていらっしゃった方すべてにハッピーな人生を送っていただきたいと考えています。そのためには現状に満足せず、より安全で、より負担が少なく、より満足な結果がでるように日々研鑽と精進を重ねていきます。 また、高度な技術をeクリニックの若手医師に伝え育てることで一人でも多くの方に美容医療のすばらしさを体験していただけるような体制を構築していきます。美容医療が電気、水道のように生きる上でなくてはならない社会インフラとなり、万人が美しく生きる素晴らしさを享受できるようにするのが私の目標です。

これからeクリニックにいらっしゃる方に一言お願いします。

http://インタビューに答える飯田秀夫

美容医療は日々進化しています。数年前には不可能であったことが現実にできるようになることも多々あります。 容貌に関してお悩みがあればぜひお気軽にいらしてください。状態を拝見し、ご希望を聞いたうえで最適な解決法を提案いたします。より楽しく、明るい毎日を過ごしていただけるよう誠心誠意診療いたします。