ペリカン手術はダウンタイムが長い?医師が解説

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あご下にたるみができると、一気に老けた印象になってしまいます。そして、その状態を改善できるのがペリカン手術ですが、ペリカン手術にはダウンタイムが長いというデメリットがあるのです。
こちらのコラムでは、ペリカン手術に期待できる効果やダウンタイムが長い理由、ダウンタイム期間中に現れる症状、注意点についてご紹介しています。
また、ダウンタイムを快適に過ごすための対策についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

※ダウンタイムの表れ方には個人差があります。このコラムで紹介するダウンタイムは一例になります。すべての方に当てはまるわけではありません。正確な情報はカウンセリング時に医師にお伺いください。

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ペリカン手術とは?手術の方法と期待できる効果

ペリカン手術とは、あごの下の脂肪や皮膚のたるみを取り除くための手術で、リフトアップ術に分類されています。
それでは、ペリカン手術の概要と、期待できる効果から見ていきましょう。

ペリカン手術とは

ペリカン手術とは、加齢によってたるんだ皮膚の切除や、広頚筋の緩みを改善して、スッキリとしたあご下を目指せる手術です。
そして、ここで注目していただきたいのは、ペリカン手術では、脂肪吸引では取り除けなかった深い部分にある脂肪も取り除けるという点です。
あご下の脂肪は、広頚筋の外側と内側に存在し、どちらもあご下のたるみをつくり出す原因になります。
しかし、脂肪吸引で取り除けるのは広頚筋の外側にある脂肪のみで、内側にある脂肪は取り除くことができません。
そこで、ペリカン手術の出番です。
ペリカン手術では、あご下の皮膚を3㎝程度切開し、広頚筋の内側にある脂肪も取り除けるため、よりスッキリとしたあご下を目指せます。

ペリカン手術に期待できる効果

ペリカン手術には以下の効果が期待できます。

そして、この状態が起こると、首の縦ジワまで目立ってくることがありますが、ペリカン手術でたるみ部分の皮膚を切除すれば、皮膚の垂れ下がりと縦ジワを同時に解消できます。
また、緩んで落ちた広頚筋を元の位置にしっかり固定することで、横から見た時のアゴから首にかけての綺麗にくびれたラインを作ることができます。

垂れ下がったあご下の皮膚を改善

年齢を重ねると、あご下の皮膚は弾力を失い、ペリカンののど袋のように垂れ下がってくることがあります。
そして、この状態が起こると、首の縦ジワまで目立ってくることがありますが、ペリカン手術でたるみ部分の皮膚を切除すれば、皮膚の垂れ下がりと縦ジワを同時に解消できます。

二重あごの解消

二重あごの主な原因はあご下の脂肪で、脂肪吸引を受けることで解消を目指せる場合があります。
ところが、脂肪吸引を受けても手術前とあまり代り映えしない仕上がりになることがあり、この場合では広頚筋の内側にある脂肪を取り除かなくてはなりません。
そして、ここで役立つのが、広頚筋の内側にある脂肪を取り除けるペリカン手術です。

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ペリカン手術はダウンタイムが長い?その理由とは

ペリカン手術はダウンタイムが長いリフトアップ術ですが、それには理由があります。

他のリフトアップ術との併用が必要

ペリカン手術は単独で行われることが少ない手術で、フェイスリフトやスマスフェイスリフト、ネックリフトとの併用となることがあります。
たとえば、ペリカン手術であご下の脂肪やたるんだ皮膚を取り除いたとしても、フェイスラインが下垂している状態では、ペリカン手術のリフトアップ効果を実感しにくくなります。
また、ネックリフトを受ける際に、ペリカンののど袋のように垂れ下がったあご下の皮膚が目立っている場合では、ペリカン手術との併用が必要です。
このように、ペリカン手術では複数の組織に手を加えることが多いため、組織が受けたダメージが多い分、ダウンタイムが長くなる可能性があるということです。

組織の修復に時間がかかる

ペリカン手術では、たるんだ皮膚の切除だけでなく、広頚筋を中央に引き寄せて固定するため、組織が受けるダメージが大きく、修復には時間がかかります。
また、フェイスリフトやネックリフトと併用した場合では、切開場所の数が増えるため、やはり組織の修復には時間がかかります。
なお、ペリカン手術のダウンタイム期間については個人差がありますが、およそ2週間程度は見ておく必要があるでしょう。
ただし、お客様の体質や年齢によっては、2週間以上のダウンタイムが必要になることもあります。

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ダウンタイム期間中に現れる症状と注意点について

ペリカン手術は、皮膚を切除したり筋肉を中央に引き寄せて固定したりする手術のため、ダウンタイム期間中には強い症状が現れることがあります。
それでは、ペリカン手術のダウンタイム期間中に現れる症状と注意点についてご紹介しましょう。

ダウンタイム期間中に現れる症状

ペリカン手術のダウンタイム期間中には、腫れ、内出血、むくみ、痛みが現れます。それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

腫れ

ペリカン手術後に現れる腫れは、手術当日~翌日よりも、2~3日目に強く現れ、この期間が腫れのピークとなります。
そしてその後は、2週間前後の時間をかけて引いていきますが、人によっては2週間では引かず、4週間前後で目立った腫れが引くこともあります。
なお、腫れが強く現れたときには、冷却ジェルなどを使用して患部をクーリングしてください。
それによって腫れが劇的に引くことはありませんが、腫れの悪化を予防することは可能です。

内出血

内出血もまた、手術当日~翌日よりも2~3日目に強く現れます。
また、内出血の出始めは濃い赤紫色ですが、日数の経過とともに少しずつ黄色っぽく変化し、少しずつ色素が薄くなるという経過をたどります。
つまり、しばらくの間はやや目立つ内出血の跡が残る可能性があるということです。
とはいえ、抜糸後にはフルメイクで内出血痕を隠せますので、しばらくの間内出血の跡が残ったとしても、それほど気にはならないでしょう。

むくみ

ペリカン手術では、手術中に毛細血管が数多く切断されるため、術後しばらくの間は血液循環が悪くなります。
すると、血管を通って排出されるはずの水分などが排出されにくくなり、むくみが起こりやすくなります。
つまり、切断された血管が修復されるまでの間はむくみが続く可能性があるということです。
むくみが続く期間については個人差がありますが、およそ1~3カ月間は続くものと考えておいたほうが良いでしょう。

痛み

ペリカン手術では麻酔を施すため、手術中に痛みを感じることはありません。痛みを感じるとしたら、麻酔を体内に注入する際に感じる注射針のチクッとした痛みです。
そして、手術終了後2時間前後は麻酔が効いている状態が続くため、痛みはほとんど感じません。
しかし、麻酔の効果が切れ始めると、患部を中心に鈍痛が広がり始めます。
このような鈍痛は、処方された痛み止めの服用で対応できますが、場合によっては痛み止めを服用してもやや強い痛みを感じる可能性があります。
痛みに関してもクーリングである程度は対応できますので、事前に冷却ジェルなどを用意しておき、痛みに備えると良いでしょう。

ダウンタイム期間中の注意点

ペリカン手術は組織が負うダメージが大きい手術であるため、術後は無理をせず、できる限り安静に過ごすことが大切です。
また、以下でご紹介する点についても注意する必要があります。

洗顔

洗顔については、患部以外の部分のみ手術の翌々日から行えますが、その際には、患部に水がかからないよう注意してください。
それは、患部に水がかかってしまうと、傷口が塞がるまでの期間が延びてしまう可能性があるからです。
なお、術後2日間は固定バンドで患部を保護することになりますので、医師の指示があるまで外さないよう注意しましょう。

シャワー・入浴

シャワーは術後3日目から行えますが、洗顔と同様に、患部を水で濡らさないように注意しなければなりません。
その観点で考えるなら、シャワーはバストより下部分に留め、バストから上にかけては沐浴罪で絞ったタオルで拭くなどの方法がおすすめできるでしょう。
また、入浴に関しても術後3日目から行えますが、入浴で血液循環が良くなると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。
そのような理由から、入浴をするのなら術後1週間程度は控えたほうが良いでしょう。

運動

運動もまた、血液循環が良くなるため、術後しばらくは控える必要があります。
また、首が動いてしまうという意味でも、術後の運動は控えることが大切です。
運動再開の目安は術後1カ月目からですが、その際にはいきなり激しい運動はせず、緩やかな運動から再開して様子を見ましょう。
術後1カ月が経過すると、目立った腫れや内出血が引くため、完成したかのように思えるかもしれません。
しかし、組織が落ち着いて完成形に仕上がるまでには3~6カ月間を必要とします。
つまり、完成形に仕上がるまでの間は、できるだけ激しい運動は控えたほうが良いということになります。

また、首が動いてしまうという意味でも、術後の運動は控えることが大切です。術後1ヶ月間は振り返る時は首だけを回すのではなく、体ごと動かすように気をつけましょう。

食事の注意点

ペリカン手術では、あご下の皮膚を切開し、内部の広頚筋に手を加えるため、食事は喉に刺激を与えない柔らかい物を選んで食べましょう。
また、食事を摂る際には、なるべく小さくして少しずつ食べるようにしましょう。
それにより、食事中の痛みを軽減できます。
また、ネックリフトやフェイスリフトを併用した場合では、耳の周辺やうなじの生え際部分を切開して縫合することになりますが、なるべく縫合部分に刺激を与えないよう注意しなければなりません。
そのためには、大きな口を開けず、ゆっくりと食事をすることが大切です。
傷口がふさがる前に大きな口を開けてしまうと、皮膚が綺麗につながらず、傷跡が目立つリスクが高まりますので、十分に注意してください。

メイクはいつから?

患部伊賀の部分のメイクについては、手術の翌々日から行えますが、その際には、拭き取りタイプのクレンジングで落とせる薄付きメイクに留めましょう。
洗顔が必要なクレンジングは患部が水に濡れるリスクがありますので、できるだけ控えなくてはなりません。
また、フルメイクは抜糸後から行えるようになりますが、この時点では傷口が完全にふさがっていない可能性がありますので、薄付きメイクに留めることをおすすめします。

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