リガメントリフトのデメリットを医師がわかりやすく解説

リガメントリフトでリフトアップした女性
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リフトアップ術には、皮膚を切開せずに行える種類や、皮膚を切開して内部の組織に手を加える種類まで、実にさまざまな種類があります。
今回ご紹介するのは、リフトアップ術の中でも特に高いリフトアップ効果を期待できる「リガメントリフト」ですが、実は、このリフトアップ術にはデメリットがあるのです。
こちらのコラムでは、リガメントリフトの基礎知識やデメリット、メリットについてご紹介しています。

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リガメントリフトの基礎知識

リガメントリフトとは、顔にある複数のリガメント(靭帯)を引き上げるリフトアップ術です。
それではまず、リガメントリフトの概要や得られる効果から見ていきましょう。

リガメントリフトとは

リガメントリフトは、耳下腺リガメント、眼窩下リガメント、頬骨リガメント、咬筋リガメント、下顎リガメントというリガメント(靭帯)を引き上げてリフトアップを目指す手術です。
これらのリガメントは、皮膚や表情筋のハリをサポートする役割を担っています。
ところが、年齢によって衰えると、ほうれい線やマリオネットライン、首のたるみなどをはじめとする老化現象が顕著に現れてくることになるのです。
つまり、加齢で衰えたリガメントを一度剥がして、リガメントでつなぎ留められている皮膚や表情筋などを動かしやすい状態にすれば、より高いリフトアップ効果を得られるということです。
なお、剥がしたリガメントはしっかりと引き上げてから固定しますので、加齢による強いたるみも、一度の手術で改善を目指せます。

リガメントリフトで得られる効果

リガメントには高いエイジングケア効果を期待できます。そして、特に期待できるのが強力なリフトアップ効果ですが、リガメントリフトには以下の効果も期待できます。

シワ改善効果

40代、50代と年齢を重ねていくと、たるみだけではなく、目尻や口元のシワやほうれい線が目立ってくることがあります。
このようなシワは、皮膚を切開して余分な皮膚を切除するフェイスリフトでも改善を目指せます。
しかし、皮膚のみを切除するフェイスリフトでは、経年で脂肪が下垂してきたり、皮膚がたるんできたりすると再度シワが出現し、手術の効果が薄れてしまうことがあるのです。
つまり、再手術も視野に入れなければならなくなるということですね。
一方、リガメントリフトなら、根本からたるみやシワを改善できますので、経年による後戻りがほとんどないという特徴があります。

首のリフトアップ効果

顔のたるみやシワは年齢を思わせますが、それらと同様に年齢を思わせるのが、首のたるみやシワです。
このようなシワはフェイスリフトやネックリフト、ペリカン手術の組み合わせで改善を目指せます。
しかし、これらの手術ではリガメントに手を加えることがないため、得られるリフトアップ効果はやや弱い可能性があります。
このようなとき、フェイスリフトでリガメントを引き上げておけば、より高い首のリフトアップ効果を期待できるのです。

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リガメントリフトを受ける前に。知っておきたいデメリット

上記でご紹介した通り、全方向からリフトアップできるのがリガメントリフトです。
こう聞くと、リガメントリフトはメリットしかない手術のように思えるかもしれません。
しかし、リガメントリフトには手術を受ける前に知っておかなくてはならないデメリットもあるのです。
リガメントリフトは、美容整形の中でも難易度が高いデリケートな手術ですので、これから受けようとお考えの方は、ぜひ、デメリットについての理解も深めておいてください。

顔面神経の損傷リスク

顔には、表情を司る顔面神経が走っており、この神経のおかげで、私たちはあらゆる表情を作ることができています。
そして、ここで問題となるのが、リガメントリフトで誤って顔面神経を傷付けてしまうと、顔面神経麻痺が起こるリスクが高くなるということです。
軽度の顔面神経麻痺であっても、「左右非対称」「引きつれ」「しびれ感」などの症状が出ることがあり、重度になると表情筋をまったく動かせない状態になる可能性もあります。
リガメントリフトによる顔面神経麻痺は頻繁に起こるものではありませんが、表情筋の近くにあるリガメントを剥離する手術である以上、そのリスクがあるということは頭に入れておくべきでしょう。

手術時間とダウンタイムが長い

リガメントリフトは、リガメントを丁寧に剥離して、適切に引き上げて固定しなければならない高難易度の手術です。
また、切開する範囲が広いため、手術時間が長時間に及ぶことも珍しくありません。
もちろん、手術中には麻酔が効いているため、痛みを感じることは一切ありませんが、術後に麻酔が切れてくると、患部には鈍い痛みが広がり始めます。
そして、この時点で体への負担が重いと感じ始める方が多いです。
また、リガメントリフトでは手術範囲が広い分、ダウンタイムが長いというデメリットもあります。
リガメントリフトのダウンタイムでは、腫れ、内出血、むくみが出ますが、特に腫れや内出血は手術直後よりも2~3日目に強く出やすい傾向にあります。
こうしてピークを迎えた腫れや内出血は、1~2週間かけて少しずつ引いていきますが、抜糸は術後10日目を目安として行われるため、抜糸が完了するまでは痛々しい見た目が続きます。
むくみに関しては、1~3カ月程度続く場合がありますので、特に接客業などの方は、早めにスケジュールを組んでお休みを確保しておく必要があるでしょう。

傷跡が残る可能性

リガメントリフトでは、フェイスラインを広く切開することになりますので、しばらくの間は傷跡が目立ちます。
手術による傷跡はいつまでも残るものではありませんが、抜糸後しばらくは赤色の線が残り、徐々に白い線へと変化します。
白い線に変わると、手術をしたことがわからないほど自然な仕上がりに落ち着きますが、この状態にまで回復するには、3~6カ月間が必要になります。
リガメントリフトでは、傷跡への配慮として目立たない場所を切開しますが、それでも傷跡は残りますので、この点については納得した上で手術を受ける必要があります。

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顔面神経麻痺のリスクを軽減するためには

リガメントリフトのデメリットとして挙げられる顔面神経麻痺は、手術を受ければ必ず起こるというものではなく、滅多に起こるものではありません。
しかし、技術力が不足した医師が手術を担当した場合では、誤って顔面神経を傷付けてしまい、顔面神経麻痺が起こることがあるのです。
そしてそうならないためには、リガメントリフトを熟知しており、なおかつ高い技術力を持った医師に手術を依頼することが大切です。
なお、リガメントリフトを任せられる医師かどうかは、カウンセリングである程度判断できますので、以下を参考にしてみてください。

手術の内容をわかりやすく説明できること

リガメントリフトは顔の広範囲に手を加える大掛かりな手術ですので、事前説明をしっかりと聞いて、納得した上で受ける必要があります。
そして、ここで大事なのが、「お客様に対してどれだけわかりやすく手術の内容を説明できるか」という点です。
内容をしっかりと理解できていないままで手術を受けてしまうと、縫合部分が思いのほか広範囲に及んでいたり、思っていた以上に強い腫れや内出血が出たりして、ショックを受ける可能性が否定できません。
反対に、事前に詳しい説明を受けていれば、腫れや内出血などの症状が強く出たとしても、ショックを受けることなく落ち着いて回復を待つことができるでしょう。

お客様の質問に対して適切に回答すること

リガメントリフトのカウンセリングでは、医師との相性も確認しておきましょう。
たとえば、話しやすく聞き上手な医師であればお客様の医師に伝えやすく、希望が通りやすいでしょう。
また、このような医師は、お客様の不安を少しでも解消したいと考えていますので、デメリットやリスクに対する質問に対しても、誠実に回答してくれるはずです。
この点はとても重要ですので、カウンセリングを受ける際にはぜひ、チェックしてください。


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デメリットばかりではない、リガメントリフトのメリット

今回は、リガメントリフトのデメリットにスポットを当ててお伝えしてきましたので、手術に対する不安が膨らんでしまったかもしれません。
しかし、リガメントリフトは、高い技術力がある医師に手術を任せることで、リスクを軽減できます。
また、リガメントリフトには、素晴らしいメリットもあるのです。

1回の手術で高いリフトアップ効果を得られる

リガメントリフトは、顔の広い範囲に手を加える大掛かりな手術のため、何回も受けることはできません。
というよりかは、1回の手術でリガメントをしっかりと引き上げられるため、何回も手術を受ける必要がないという捉え方が正しいでしょう。
リガメントリフトは高額な手術ではありますが、何回も受ける必要がないという点で考えるなら、一生モノの自己投資として捉えることができるのではないでしょうか。
この点は、リガメントリフトの大きなメリットだといえるでしょう。

長期的なリフトアップ効果を期待できる

リガメントは、皮膚や表情筋などをつないで固定する役割を持っているため、この部分を剥がして引き上げ、再度固定することで強固なリフトアップ効果が生まれます。
そして、リガメントリフトが完成すると、長期に渡り美しい形状を維持できるというメリットを得られます。
短期間で効果が薄れるリフトアップ術では、繰り返し受けなければならず、その分の経済的・身体的負担が大きくなる可能性があります。
しかし、長期的なリフトアップ効果を期待できるリガメントリフトなら、その心配はありません。
長期的なリフトアップ効果をお望みなら、リガメントリフトも視野に入れて、リフトアップ術を受ける方向で考えてみると良いでしょう。

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eクリニック(イークリニック)横浜みなとみらい院は「みなとみらい駅」徒歩3分にある三菱重工横浜ビルの2階にあります。2023年オープンの綺麗な美容外科です。リガメントリフトの美容整形に積極的に取り組んでいます。そのため、フェイスリフトなどの施術の実績が豊富です。

カウンセリングは無料ですので、ぜひ一度ご相談にいらしていただければと思います。

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