ペリカン手術の傷跡はどこにできる?傷跡は目立つ?

ペリカン手術を受けた女性
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ペリカン手術はリフトアップ術に分類され、高いエイジング効果を期待できることから中高年に人気の手術となっています。しかし、ペリカン手術は皮膚を切開する手術のため、術後には傷跡ができます。
こちらのコラムでは、ペリカン手術でできる傷跡の場所や傷跡の大きさ、傷跡をなるべく残さないための対策についてご紹介しています。

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ペリカン手術の傷跡はどこにできるのか

ペリカン手術とは、加齢によるあご下のたるみや縦ジワの改善や、首の脂肪で首とあごがつながった状態を改善できる手術です。
あご下から胸部にかけて広がる広頚筋が加齢によって緩んでくると、あご下にはペリカンののど袋のようなたるみができたり、縦ジワができたりします。
そして、このような状態を改善できるのがペリカン手術なのです。
では、ペリカン手術では、どこに傷跡ができるのでしょうか。

ペリカン手術の傷跡ができるのは「あご下」

ペリカン手術では、あご下の皮膚を3㎝ほど切開して、たるみや縦ジワをつくり出している皮膚を切除したり、広頚筋を中央に引き寄せて固定したりする手術です。
つまり、手を加える部分は2カ所ということになりますが、傷跡が残るのは、あご下のみとなります。

内部の縫合部分はどうなる?

ペリカン手術では、広頚筋を中央に引き寄せて固定しますが、その際には医療用糸を用いて行われ、縫合部分を縫合して終了となります。
つまり、表面の皮膚を縫合した際に行われるような抜糸の必要がないということです。
また、内部の組織を縫合するとなると、表面から縫合部分が透けるのでは?という不安があるかもしれませんが、そのような心配はありません。

あご下の傷跡は目立つ?

内部の縫合部分に関しては、表面から傷跡が見えることはありません。
問題は、あご下を切開したときの傷跡です。
あご下は、あごを上げて顔を上に向けない限り目立たない場所ですので、そもそも目立ちにくいと考えられます。
しかし、目立たない場所でも、傷跡ができるとなると、どの程度まで回復するのか、完全に消えるのかなど、心配事が持ち上がってきます。

まず、ペリカン手術の傷跡は完全に消えるのか?という問題ですが、残念ながら傷跡が完全に消えるようなことはありません。
しかし、時間の経過とともに色が変化し、やがて白っぽい線になります。
そして、この状態になると周囲の肌色と馴染んで、そこに傷があると気付く人は滅多にいません。
つまり、時間はかかるものの、やがてほとんど目立たない状態にまで回復するということです。
この状態にまで回復する期間については個人差がありますが、術後約1年前後と考えておくのが妥当でしょう。

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ペリカン手術の傷跡をなるべく残さないためには

ペリカン手術は、多かれ少なかれ傷跡が残る手術ではありますが、傷跡をなるべく残したくないのなら、以下でご紹介する対策をしておくことをおすすめします。

知識と経験、高い技術力を持った医師に任せることが大事

ペリカン手術は首というデリケートな部分を扱う手術のため、知識と経験、そして高い技術力を持った医師に任せることが大事です。
このような医師であれば、数多くの手術を手掛けているはずですし、ケースバイケースの対応能力にも長けているため、不安なく手術を任せることができるでしょう。
医師の見分け方がわからないというときは、ひとまず医師が在籍しているクリニックの公式WEBサイトで、ペリカン手術の症例写真を確認してください。
症例写真のビフォーアフターを見れば、どこがどのように変化したのかがすぐにわかります。
つまり、ご自身に当てはめて仕上がりをイメージしやすいということです。
また、公式WEBサイトだけでわかりにくいと感じたのなら、口コミサイトを閲覧してクリニックや医師の評判を検索してみましょう。
口コミサイトでは、実際にカウンセリングを受けたりペリカン手術を受けたりした人の正直な口コミを確認できますので、医師選びの際の参考になるでしょう。

そしてもうひとつ、カウンセリングを受ける段階になったら、以下の点に注意してください。

  • お客様の要望をしっかりとヒアリングすること
  • リフトアップ術の種類についての説明があること
  • 要望に合ったリフトアップ術を提案すること
  • メリット・デメリット・リスクについての説明があること
  • お客様と仕上がりイメージを共有できること

これらについてチェックしてください。
特に、「要望に合ったリフトアップ術を提案すること」と「メリット・デメリット・リスクについての説明があること」の点には注意してください。
それは、お客様の現在の状態によっては、ペリカン手術のみでは要望に応えられない場合もあり、この場合では別のリフトアップ術との併用が必要になることがあるからです。
また、ペリカン手術はメリットのある手術ではありますが、その反面、デメリットやリスクもあります。
そして、この点についてもしっかりと説明できる医師なら、ひとまず信頼できると判断できるでしょう。

ダウンタイムの注意事項を守る

ペリカン手術で切開する幅は3㎝と小さいですが、切開・縫合する以上、ダウンタイムの過ごし方で傷跡のでき方が変わる可能性があります。
ペリカン手術のダウンタイムは約2週間と長くなりますので、これからご紹介する注意事項を守って過ごしてみてください。

患部を水で濡らさないこと

ペリカン手術は術後約10日で抜糸を行いますが、抜糸を行うまでの縫合部分は、傷口がふさがっていない状態です。
そして、このような状態で水に濡れてしまうと、傷口がふさがるタイミングが遅れることがあります。
ペリカン手術では、手術当日から洗顔やメイク、シャワーを行えますが、その際に注意しなければならないのは、縫合部分に水がかからない配慮をするということです。

スポーツやマッサージを控える

ペリカン手術から1週間が経過するまでは、スポーツを控えてください。
首は日常的な動作で動きやすい場所ですが、スポーツをすればさらに激しく動かすことになり、縫合部分に悪影響が及ぶ可能性があります。
たとえば、傷口が開いてしまうなどがこれに該当し、万が一そうなってしまったら、傷跡が残りやすくなりますので、十分な注意が必要です。

また、ペリカン手術後2~3週間の間は、首が引きつるような感覚を覚えたり、首を動かしにくくなったりすることがあります。
だからといって、この時期に無理やりマッサージを行ってしまうと、やはり傷口が綺麗にふさがらないなどのトラブルの原因になります。
首のマッサージを行いたいと感じたなら、自己判断をせず、医師の指示を仰ぐよう注意しましょう。

血行を促進する行動は控える

ペリカン手術後1週間以内は、血行を促進する入浴や飲酒を控えましょう。
ペリカン手術後には腫れや内出血が現れ、2~3日後にはこれらがピークを迎えます。
そしてそれ以降は少しずつ引いていきますが、そのタイミングで入浴や飲酒で血行が促進されてしまうと、引き始めていた腫れや内出血が悪化してしまうリスクが高まります。
特に入浴で全身を温めてしまうと急激に血行が促進されますので、最低でも術後1週間は入浴を控えるよう注意してください。

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ペリカン手術は他のリフトアップ術との併用が可能です

ペリカン手術は、単独の手術で効果を実感できる場合もありますが、お客様の現在の状態によっては、他のリフトアップ術との併用が望ましいことがあります。
他のリフトアップ術との併用では、傷跡が増えることにはなりますが、それぞれにペリカン手術と同じスピードで回復しますので、目立つ傷跡が残るようなことはほぼありません。
それでは、ペリカン手術との併用が可能なリフトアップ術の種類と傷跡についてご紹介します。

ネックリフト

ネックリフトは、耳の後ろからうなじの生え際部分までの皮膚を切開し、たるみをつくり出している首の皮膚を切除する手術です。
ネックリフトでは切開幅が広いため、その分傷跡が長くなるというデメリットがあります。
しかし、耳の後ろからうなじの生え際部分という目立たない場所を切開するため、傷跡が残ったとしても目立ちません。
なお、ネックリフト後の洗顔やメイク、シャワーは、ペリカン手術とは違い、手術当日には行えません。
目安としては翌々日からOKとなりますが、その際には患部を水に濡らさない、患部を避けてメイクをするなどに注意してください。
ダウンタイム期間はペリカン手術と同様と考えておいて問題はありません。

フェイスリフト・スマスフェイスリフト

フェイスリフトとスマスフェイスリフトは、ともに耳の横の皮膚を数㎝切開する手術です。
まずフェイスリフトですが、この手術では、皮膚を切開してたるみ部分の皮膚を切除してリフトアップを目指す手術です。
また、フェイスリフトは皮膚だけに手を加える手術で、額や目元に応用されることもあります。

一方のスマスフェイスリフトでも、フェイスリフトと同じ部分の皮膚を切開してたるみ部分皮膚を切除するという点では、フェイスリフトと同様です。
しかし、スマスフェイスリフトはそれに加え、表情筋とつながっている筋膜のSMAS層をグッと引き上げて固定するという特徴があるのです。
つまり、より高いリフトアップ効果を狙いたい方におすすめの手術だということです。
また、スマスフェイスリフトは長期的な効果を期待できますので、効果の持続期間が長くて、なおかつ高いリフトアップ効果をお望みの方には特におすすめの手術だといえます。
現在では、皮膚を切除するだけのフェイスリフトよりも、SMAS層を引き上げるスマスフェイスリフトのほうが一般的になりつつあります。

フェイスリフトやスマスフェイスリフトも、ネックリフトと同様に洗顔やメイク、シャワーは手術の翌々日から行えるようになります。
ダウンタイム期間については、ペリカン手術やネックリフトと同様です。

複数のリフトアップ術を併用すると、その分傷跡は増えますが、いずれも薄く目立たない状態にまで回復します。
より高いリフトアップ効果を狙いたいのなら、傷跡の数が増えたとしても、複数のリフトアップ術の併用がおすすめできるでしょう。

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eクリニック(イークリニック)横浜みなとみらい院は「みなとみらい駅」徒歩3分にある三菱重工横浜ビルの2階にあります。2023年オープンの綺麗な美容外科です。ペリカン手術の美容整形に積極的に取り組んでいます。そのため、フェイスリフトなどの施術の実績が豊富です。

カウンセリングは無料ですので、ぜひ一度ご相談にいらしていただければと思います。

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