ネックリフトのデメリットを詳しく知りたい!医師が解説。

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若返りを期待できる手術のひとつとして挙げられるネックリフトは、40代以降の方におすすめのリフトアップ術です。このリフトアップ術は、手術を1回受けてしまえば、長期に渡り美しい形状を維持できるというメリットがあります。
しかしその一方で、知っておかなければならないデメリットもあるのです。
それでは、ネックリフトのデメリットやメリットについて詳しくご紹介していきましょう。

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受ける前に知っておきたいネックリフトのデメリット

ネックリフトとは、耳の後ろの皮膚を切開して首の筋肉を引き上げて固定し、さらにたるみをつくり出している皮膚を切除する手術です。
ネックリフトを受ければ、年齢を思わせる首の縦ジワを解消できますが、実は、ネックリフトにはデメリットもあるのです。
それでは早速、ネックリフトのデメリットについてご紹介していきましょう。

手術時間が長い

ネックリフトは、切開する場所や筋肉の引き上げ具合などで仕上がりに差が生じる手術で、美容整形の中でも高難易度の手術となっています。
また、ネックリフトは単独で行われることがほぼない手術で、フェイスリフトやスマスフェイスリフト、ペリカン手術などのリフトアップ術との併用になることがほとんどです。
そのため、併用する手術の種類によっては、手術時間が3時間前後と、長くなる可能性があるのです。
つまり、体への負担が大きくなる可能性があるということです。

傷が長くなる

ネックリフトでは、耳の後ろ側からうなじの生え際部分にかけて皮膚を切開するため、傷が長くなるというデメリットがあります。
つまり、しばらくの間は長い傷跡が残る可能性があるということです。
とはいえ、顔の正面の皮膚を切開するわけではないので、傷跡が残ったとしてもほとんど目立ちません。
ネックリフトでできた傷跡は、術後1年が経過したあたりで白っぽく変化し、目立たない状態に落ち着きます。
また、フェイスリフトは耳の横を切開するため、ネックリフトよりも傷跡が目立ちやすいと考えられますが、フェイスリフトの傷跡も、術後1年が経過すれば目立たない状態に回復します。
なお、ペリカン手術ではあご下の皮膚を3㎝程度切開しますが、もともと正面から見える場所ではないため、傷跡はほとんど目立ちません。

術後2週間ほどは首を回しにくい

ネックリフトでは、首の筋肉を引き上げたり皮膚を切除したりしますので、術後2週間ほどは首を回しにくくなります。
このような状態は、組織が元に戻ろうとするときに起こるものであり、失敗ではありません。
また、人によっては首を回しにくい状態が長引く可能性がありますが、この状態はいつまでも続くものではありませんので、心配はありません。

ダウンタイムが長い

ネックリフトは、複数個所に手を加える手術のため、ダウンタイムが長いというデメリットがあります。
なお、ネックリフトとスマスフェイスリフト、ペリカン手術と併用した場合でも、患部はほぼ同スピードで回復に向かいます。
つまり、手術の種類が増えたからといって、ダウンタイムが極端に伸びることはないということです。
ただし、手術の種類が増えれば、その分体への負担が大きくなりますので、この点については頭に入れておく必要があります。

また、ネックリフトでは、術後3~4日目に腫れがピークを迎え、それに伴い内出血も目立つ状態になります。
そして腫れのピークが過ぎると、1~2週間かけて引いていきます。
その際には内出血も引き始めますが、内出血は赤紫色から黄色っぽく変化し、やがて元の肌色に戻ります。
抜糸については、術後10日目を目安として行いますが、傷口の状態によっては数回に分けて行われることもあります。
このように、ネックリフトのダウンタイムは約2週間続きますが、ダウンタイムが終了しても、まだ完成ではありません。
術後の組織がすっかり回復して完成形になるまでには、約3~6カ月間が必要です。
また、腫れや内出血が治まっても、しばらくの間はむくみが続くことがありますが、これは異常ではありませんので、あまり深刻に考える必要はありません。

加齢による後戻りの可能性

ネックリフトは、1度手術を受ければ長期に渡り効果を維持できるリフトアップ術です。
しかし、人の皮膚や筋肉の状態は日々変化しており、ネックリフトを行った皮膚や筋肉、筋膜も例外ではありません。
つまり、経年により後戻りが起こる可能性が否定できないということです。
とはいえ、ネックリフトを受けた直後から後戻りが始まるということではなく、経年によって新たなたるみが生じる可能性があるという認識が正しいでしょう。
なお、ネックリフト単独での手術よりも、フェイスリフトまたはスマスフェイスリフトやペリカン手術と併用したほうが、新たなたるみができにくくなります。

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ネックリフトにはメリットもあります

ネックリフトのデメリットを知ってしまうと、何となく受けないほうがいいと思ってしまうかもしれません。
しかし、ネックリフトには見逃せないメリットもあるのです。
それでは、ネックリフトのメリットについてご紹介していきますが、こちらでは、ネックリフトと他のリフトアップ術を併用することを前提としてご紹介しています。

首の縦ジワ解消で若々しい印象に

年齢とともに目立ってくる首の縦ジワは、あご下から首全体、デコルテラインにつながる広頚筋の緊張によるものとされています。
広頚筋は、他の筋肉とバランスを取りながら適度に張っている状態が望ましく、この状態を保つことができれば、首に縦ジワができる確率は低いです。
ところが、年齢によって広頚筋が衰えて極度に緊張すると、引っ張る力が弱くなり、首に縦ジワができやすくなるのです。
そこで役立つのがネックリフトで、スマスフェイスリフトなどのリフトアップ術と併用することで、首の縦ジワや頬のたるみを解消でき、若々しい印象になれます。

レーザーでは困難な引き締め効果を期待できる

たるみ改善の施術として人気があるレーザー照射は、真皮層や皮下組織、SMAS層、表情筋にアプローチして、リフトアップを目指す方法です。
レーザー照射には、皮膚を切開しない、ダウンタイムがほとんどないというメリットがありますが、強いたるみ改善には対応できない場合があるのです。
また、レーザー照射は1回で効果を実感できるものではなく、複数回の照射が必要になるというデメリットもあるのです。
一方ネックリフトなら、手術は1回で済み、術後の検診など、数回の通院が終了すれば、跡は通院の必要がないというメリットがあるのです。
レーザー照射で思うような効果を実感できなかった方は、この機会にネックリフトを検討してみると良いでしょう。

はっきりとしたリフトアップ効果を期待できる

ネックリフトでは、たるみと関わりがある筋膜の引き上げや、余分な皮膚の切除など、たるみをつくり出している部分に直接アプローチする方法です。
そのため、はっきりとしたリフトアップ効果を実感できるというメリットがあります。
上記で例に挙げたレーザー照射やハイフなどは、エイジングケア対策として人気の施術ですが、人によって効果の現れ方には差があり、効果を実感しにくい方もいます。
その点、ネックリフトなら効果を実感できないということはまずありません。
つまり、確実にリフトアップ効果を狙いたい方におすすめできるリフトアップ術だということです。

重度のたるみにも対応可能

ネックリフトとスマスフェイスリフトの併用では、首の縦ジワとフェイスラインのリフトアップを同時に適えることができ、しかも重度のたるみにも対応が可能です。
たとえば、年齢を重ねた方に見られることが多いブルドッグラインは、頬の脂肪が下垂することで目立ってきます。
そして、その対策として役立つのが頬の脂肪吸引ですが、皮膚がたるんだ状態で脂肪吸引だけを行ってしまうと、皮膚のたるみがますます目立つ仕上がりになってしまうことがあるのです。
このような状態になってしまったら皮膚切除をしなければなりませんが、初めからネックリフトとスマスフェイスリフトで対応しておけば、術後にたるみが悪化する心配はありません。

あご下の脂肪除去

あご下に分厚い脂肪が蓄積している状態は、ネックリフトだけでの対応が難しく、ネックリフト+ペリカン手術での対応となる可能性があります。
ペリカン手術とは、あごの下の目立つたるみや過剰に蓄積された脂肪を取り除ける手術で、脂肪吸引よりも深い部分にある脂肪も取り除けるという特徴があります。
また、加齢によってペリカンののど袋のようになってしまったあご下のたるみも、ペリカン手術なら綺麗に取り除くことが可能です。

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ネックリフトはこんな方におすすめです

ネックリフトは以下に該当する方におすすめです。

効果の持続期間が長いリフトアップ術を受けたい方

皮膚を切開しないリフトアップ術は、お手軽に受けられ、ダウンタイムがほとんどないというメリットがありますが、その一方で効果の持続期間が短いというデメリットがあります。
ネックリフトでは、皮膚を切開したり筋膜を引き上げたりする手術のため、ダウンタイムが長いというデメリットがありますが、効果の持続期間が長いというメリットがあります。

まとまったお休みを取れる方

ネックリフトのダウンタイムは、およそ2週間みておく必要があります。
特に術後1週間以内には、目立った腫れや内出血、むくみといった症状が見られますので、この期間中にはできる限り安静に過ごすことが望ましいと考えられます。
そのような理由から、ネックリフトはまとまったお休みを取れる方に向いているリフトアップ術だといえます。

デメリットを受け入れられる方

ネックリフトは、メリットだけでなくデメリットもあるリフトアップ術のため、デメリットに不安がある方にはおすすめしません。
反対に、デメリットを受け入れることができる方にはおすすめです。

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カウンセリングは無料ですので、ぜひ一度ご相談にいらしていただければと思います。

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