リガメントリフトのダウンタイムを医師が解説

リガメントリフトを受けた女性
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中高年を中心として高い人気を誇っているリフトアップ術。リフトアップ手術には、皮膚を切開しない糸リフトなどの種類もありますが、根本からしっかりとリフトアップしたいのなら、土台を引き上げるリガメントリフトがおすすめできるでしょう。
しかし、リガメントリフトは少々大掛かりな手術になるため、他のリフトアップ術よりもダウンタイムが長めです。
こちらのコラムでは、リガメントリフトのダウンタイムが長い理由や現れやすい症状、ダウンタイム期間中の注意点をご紹介しています。

※ダウンタイムの表れ方には個人差があります。このコラムで紹介するダウンタイムは一例になります。すべての方に当てはまるわけではありません。正確な情報はカウンセリング時に医師にお伺いください。

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リガメントリフトのダウンタイムは長い!その理由とは

リガメントリフトとは、顔の皮膚や表情筋、脂肪などの組織をまとめてつなげているリガメント(靭帯)を剥離し、引き上げて固定するリフトアップ術です。
リガメントリフトは、一度手術を受ければ長期的なリフトアップ効果を期待できるというメリットがありますが、その一方で、他のリフトアップ術よりもダウンタイムが長というデメリットがあるのです。
それではまず、リガメントリフトのダウンタイムが長い理由から見ていきましょう。

組織が受けるダメージが大きい

リガメントリフトでは、皮膚を切開・切除する、リガメントを剥離して引き上げる、必要に応じて脂肪を除去する、傷口を縫合するという、大掛かりな手術です。
そのため、切開部分をはじめ、皮下組織が負うダメージが大きく、修復には長期間を必要とするのです。
組織が修復するスピードについては、お客様の年齢や体質、手術の内容などによって差が生じますが、いずれの場合でも、1週間程度でダウンタイムが終了するような簡単な手術ではありません。
ダウンタイムの日数についても個人差が生じますが、かなり強い症状は1週間、強い症状は2週間程度続くものと考えておく必要があります。

広範囲に及ぶ手術のため

顔に存在するリガメントは1種類ではなく、耳下腺リガメント、眼窩下リガメント、頬骨リガメント、咬筋リガメント、下顎リガメントの5種類があります。
そして、これらが分布している範囲は広く、すべてのリガメントを処理するとなると、広範囲に及ぶ手術となります。
リガメントリフトは、もともと組織が受けるダメージが大きい手術ですので、処理する範囲が広ければ広いほど、ダメージを負う組織の範囲も広がり、回復には相当の時間がかかると予測できます。
また、ダウンタイム期間中には、かなり強い症状が現れることもありますので、安静に過ごせる環境も整えておかなくてはなりません。
つまり、リガメントリフトを受けるなら、学校や仕事のスケジュールを事前に調整しておく必要があるということです。


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ダウンタイム期間中に現れる症状について

ダウンタイムの考え方は人それぞれで、完成するまでがダウンタイムという考え方の方がいれば、目立った症状が引けばダウンタイム終了と考える方もいます。
そして、どちらも正解ではありますが、目立った症状が引いた時点でダウンタイム終了と考えるのが一般的です。
こちらの章では、ダウンタイム期間中に現れる症状や、症状が継続する期間についてご紹介しています。

腫れ

リガメントリフト後に最も強く現れるのが腫れで、手術直後から少しずつ症状が現れてきます。
また、腫れに関しては手術直後よりも、術後2~3日目のほうが強い症状が現れやすい傾向にあります。
かなり強い腫れが出ると驚いてしまうかもしれませんが、腫れは手術によるダメージから回復に向かう際に必ず現れる症状ですので、心配はいりません。
なお、腫れは約2週間かけてひいていきます。

内出血

腫れと同時に現れるのが内出血で、この症状もまた、手術直後よりも術後2~3日目に強く現れます。
内出血は、毛細血管の切断によって起こるものであるため、毛細血管が修復されるまでの間続きます。
また、初期の内出血は濃い赤紫色や紫色で現れますが、毛細血管が修復されるにつれ、徐々に黄色っぽく変化し、やがて目立たなくなります。
この回復期間については個人差がありますが、およそ2週間が経過したあたりで薄い黄色にまで回復することが多いです。
なお、術後2週間が経過していれば、メイクで内出血を隠せます。

むくみ

リガメントリフトのダウンタイム期間中にはむくみも現れますが、これもまた、毛細血管の切断が原因で起こります。
それは、毛細血管の切断で血流が滞ると、血液やリンパがスムーズに流れなくなり、老廃物や水分が体内に停滞しやすくなるからです。
つまり、毛細血管が修復されるまでの間はむくみが続く可能性があるということです。
毛細血管の修復には時間がかかり、すべての修復が完了するまでには1~3カ月を要しますので、この間のむくみは覚悟しておかなくてはなりません。
リガメントリフトのむくみは自然に解消されますので、まずは毛細血管が修復されるまで待ちましょう。

痛み

手術後には、時間をかけてますいの効果が薄れ始めます。そして、それに伴い、患部全体には鈍痛が現れてきます。
鈍痛は、処方された内服薬の服用によってかなり緩和されますが、腫れや内出血がピークを迎える2~3日目はもちろんのこと、1週間程度は続くものと考えておいたほうが良いでしょう。

縫合による傷・引きつれ感

リガメントリフとは、広範囲に渡って皮膚を切開・縫合しますので、抜糸が完了するまでの間は、縫合による傷跡が目立ちます。
また、縫合部分は糸が付いた状態ですので、糸による引きつれ感があります。
なお、抜糸は術後1週間~10日目を目安として行いますが、抜糸直後からしばらくの間は、まだ縫合部分の傷跡は目立ちます。

固定バンドの装着期間について

手術当日から2日間程度は、専用の固定バンドを装着して患部を保護します。
固定バンドの装着は、術後の腫れや内出血、むくみを抑えるために行いますので、少々きついと感じたとしても、医師の指示があるまでは外さないよう注意してください。
なお、固定バンドの装着期間の目安は2日間ですが、場合によっては2日目以降も装着したほうが良い場合もありますので、この点については医師に確認してください。

傷跡はいつまで残る?

リガメントリフトでは長い傷跡ができ、しばらくは赤く目立つ状態です。
そして、術後3カ月が経過したあたりから赤みが気にならなくなり始め、術後6カ月目では白っぽい線となってほぼ目立たない状態になります。

完成形は3~6カ月後

術後3~6カ月が経過して傷跡が白っぽい線に変化すると、これまで続いていたむくみが引き、完成となります。
なお、完成形になるまでの期間に開きがあるのは、人によって組織の修復スピードに差があるからです。
特に中高年の方は、若い年代の方よりも組織の修復スピードが遅い傾向にありますので、6カ月目でまだむくみが残っていたとしても、あまり気にする必要はありません。
どうしても気になるなら、リガメントリフトを受けたクリニックに相談してみると良いでしょう。

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ダウンタイム期間中の注意点

リガメントリフトのダウンタイムは他のリフトアップよりも長い傾向にあり、その間にはいくつかの注意事項があります。
それでは、ダウンタイム期間中の注意事項についてご紹介していきましょう。

強い腫れと痛みはクーリングで対処

術後2~3日目は、かなり強い腫れや内出血が現れやすく、それに伴い強い痛みを感じることがあります。
そのようなときには、ゲルタイプの保冷材などを使用して、患部をクーリングしましょう。
クーリングには、腫れや内出血、痛みを緩和する作用がありますので、強い症状が現れた際には、ぜひ実践してください。

シャワーや洗髪、入浴はいつから?

シャワーや洗髪は手術の翌日から行えますが、その際には患部を水で濡らさないように注意してください。
また、術後1週間程度は、湯船に浸かって体を温めないようにしてください。湯船で体を温めてしまうと血液循環が良くなり、傷口の治癒スピードが遅れたり、腫れや内出血が悪化したりすることがありますので、十分に注意しましょう。

フルメイクは2週間後から

傷口を避けたメイクは手術の翌々日から行えますが、その際には、傷口に化粧品が付着しないように注意しましょう。
また、抜糸が完了すれば傷口部分のメイクも行えるようになりますが、傷口への配慮をするなら、簡単なクレンジングで落とせる軽めのメイクが望ましいでしょう。

運動はしばらく控える

激しい運動は血液循環を活性化させますので、最低でも術後1週間は控えましょう。
特に抜糸が完了する前の傷口はふさがっておらず不安定な状態ですので、傷口が開いてしまうのを防ぐためにも、抜糸が完了するまでは激しい運動を控えることがベストです。

食事の注意

リガメントリフトでは、フェイスラインを切開・縫合したり、皮下組織に手を加えたりしますので、痛みや糸の引きつれなどによって口を開きにくくなります。
つまり、食事中に少々不自由な思いをする可能性があるということですが、この状態で無理に口を大きく開こうとすると、傷口に悪影響が及ぶリスクが高まります。
また、咀嚼回数を減らすことも大切ですので、ダウンタイム期間中には、咀嚼回数が少なくて済む麺類やリゾットなどのメニューを増やす工夫をすることが大切です。
患部に痛みがあって口を開けないような状態なら、ひとまずゼリータイプの栄養補助食品で対処するというのもひとつの方法です。

就寝時の注意

手術当日には、縫合部分から出血する可能性がありますので、枕の周辺には吸水タイプのシーツなどを敷いておくことをおすすめします。
また、頭をやや高くして就寝することで腫れを抑える効果が生まれますので、枕はいつもより高くして休みましょう。
ただし、枕を高くしすぎてしまうと、フェイスラインに余分なテンションがかかる可能性がありますので、適度な高さに調節することが大切です。

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カウンセリングは無料ですので、ぜひ一度ご相談にいらしていただければと思います。

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