ネックリフトのダウンタイムが長いか医師が解説

ネックリフトを考えている女性
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ネックリフトをはじめとするリフトアップ術は、数多い美容整形の中でもダウンタイムが長いといわれています。こちらのコラムでは、ネックリフトのダウンタイムが長い理由や、ダウンタイムに現れやすい症状、ダウンタイムを長引かせないための方法をご紹介しています。

※ダウンタイムの表れ方には個人差があります。このコラムで紹介するダウンタイムは一例になります。すべての方に当てはまるわけではありません。正確な情報はカウンセリング時に医師にお伺いください。

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ネックリフトのダウンタイムはなぜ長い?

ネックリフトは高度な技術を必要とするリフトアップ術で、医師の正しい判断に基づき慎重かつ丁寧に行われます。
つまり、手術時間についても他の美容整形よりも長いということです。
また、ネックリフトは手術時間だけでなくダウンタイムも長いという特徴がありますが、それはどのような理由によるものなのでしょうか。

複数個所の手術が必要

ネックリフトは単独で行われることがほぼないリフトアップ術で、フェイスリフトやスマスフェイスリフト、ペリカン手術といったリフトアップ術との併用になることがほとんどです。
つまり、首だけでなく筋膜を引き上げるなど、複数個所の手術が必要になることがあり、それによってダメージを受ける組織が増えると、その分ダウンタイムが長くなるのです。
また、ネックリフトのみ行ったとしても、首には細かい神経がたくさん通っているため、他の美容整形よりもダウンタイムが長くなる傾向が強いです。
なお、手術時間についてはどの部分に手を加えるのかによって差が生じますが、長い場合では3時間前後かかることがあります。

切開部分の範囲が広い

ネックリフトは耳の後ろの皮膚を切開しますが、フェイスリフトやスマスフェイスリフトでは、耳の横の皮膚を切開し、余分な皮膚を切除したりSMAS層を引き上げたりします。
このように切開部分の幅が広くなると、傷口の治癒に時間がかかるため、ダウンタイムも長くなります。
特にスマスフェイスリフトでは、筋膜をグッと引き上げて固定するため、手術直後からしばらくの間は、目立つ腫れや内出血が続きます。
また、ペリカン手術ではあご下の目立たない場所を選んで皮膚を切開し、広頚筋を中央に惹き寄せ固定することになります。
つまり、ネックリフト単独の手術よりも、フェイスリフトやスマスフェイスリフト、ペリカン手術で切開部分が増えると、それぞれの回復に時間がかかり、ダウンタイムが長くなる可能性があるということです。

組織の修復に時間がかかる

切開後の縫合部分には傷跡ができ、抜糸後しばらくしても、うっすらと残ります。
しかし、術後の傷跡はいつまでも残るものではなく、数カ月が経過すると、ほぼ目立たない状態に落ち着きます。
このように、表面にできる傷跡なら、外部から回復状況を確認できますが、問題は内部の組織です。
内部の組織は目に見えませんが、回復のひとつの目安となるのが、腫れや内出血、むくみの改善状況です。
ダウンタイム期間中に現れるこれらの症状や回復期間については、以下で詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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ネックリフトのダウンタイム期間と症状

ネックリフトのダウンタイムは長いという話をしましたが、現れる症状ごとに回復に必要な期間が異なることがあります。

ダウンタイム期間中に現れやすい症状

ネックリフト単独の手術でも、ネックリフト+フェイスリフト+ペリカン手術というように、複数の手術を組み合わせるリフトアップ術でも、術後には腫れや内出血、むくみ、痛みが現れます。
それでは、それぞれの症状の現れ方や引くまでの期間についてご紹介します。

腫れ

手術直後から現れるのが腫れですが、腫れは手術直後ではなく3~4日目にピークを迎え、その後は少しずつ引いていきます。
そして、術後2週間が経過したあたりではかなり引き、患部が引き締まってきます。
ただし、人によっては4週間後あたりから目立たない状態になることもあります。
また、腫れが引いた後にはツッパリ感が残ることがあり、この状態は1~3カ月程度続くことがあります。

内出血

内出血も手術後から見られる症状で、手術直後よりも3日目、4日目のほうが目立ちます。
内出血もまた、術後1週間目から引き始め、約2週間かけて目立たない状態にまで回復します。
なお、内出血は赤紫色から黄色っぽく変化して、やがて手術前の肌色に戻りますが、場合によっては黄色っぽく変化した状態が術後4週間程度続くこともあります。

むくみ

塩分やアルコ―成分を摂りすぎるとむくみが出ることがありますが、この場合では数日後に引くことがほとんどです。
一方、ネックリフト後にも強いむくみが出ることがありますが、このむくみは数日間で引くことはなく、1~3カ月かけて少しずつ引くことがほとんどです。
それは、塩分やアルコール成分によるむくみが、体内の塩分濃度の調節や血管の拡張が原因なのに対し、ネックリフト後のむくみは、血液循環が滞ることで、水分排出がスムーズに行われなくなることで起こるからです。
つまり、手術で血管が損傷することで起こるむくみだということで、血管が修復するまでの間は、むくみが続く可能性があるということです。

痛み

ネックリフトの手術中は麻酔薬が効いているため、痛みを感じることはありません。
しかし、術後2~3時間が経過して麻酔薬の効果が失せてくると、患部には腫れや内出血が現れ始め、それに伴い強い痛みが出てくることがあります。
なお、術後の痛みは処方される痛み止めを服用することで緩和されますが、完全に痛みを感じなくなるということではなく、人によっては痛み止め服用後でも軽い痛みを感じることがあります。

固定バンドの装着について

手術当日から2日間は、固定バンドを装着しますが、これは腫れや内出血を最小限に抑えるための手段として行います。
なお、固定バンドの装着期間の目安は2日間ですが、お客様の状態によっては装着期間が数日間伸びる可能性があります。

抜糸はいつ?

ネックリフトでは、術後10日目を目安として抜糸を行います。
つまり、術後10日間は糸がついた状態で過ごさなければならないということですので、生活必需品や食料品などは、10日分以上用意しておくことをおすすめします。
また、抜糸直後にはまだ傷跡が目立ちますが、傷跡は数か月~1年くらいかけて薄くなり、やがて目立たない状態に回復します。

むくみはいつまで続く?

上記でも触れましたが、ネックリフトの術後に現れるむくみは、血管が回復して血液循環がスムーズに行われるようになるまで続きます。
なお、1~3カ月というのはあくまでも目安であり、複数の手術を同時に受けた場合では、この限りではありません。
また、お客様の年齢や体質によって、むくみの期間が異なる場合があります。
しかし、いずれの場合でも、むくみはやがて引きますので、あまり深刻に考える必要はありません。

完成は3~6カ月後

術後のむくみがすっきりすると、理想のフェイスラインに仕上がります。
そして、この時点で完成ということになりますが、完成のタイミングは人それぞれで、早い方で3カ月後、遅い方では6カ月後になることもあります。
つまり、2~3週間のダウンタイムが終了した時点では完成しておらず、完成までにはさらに数か月間が必要になるということです。

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ネックリフトのダウンタイムは短縮できる?

ネックリフトのダウンタイムは長いので、少しでも短縮したいと考えるかもしれません。
結論からお話ししますと、ケアを行うことでダウンタイム期間を短縮することはできません。
しかし、ダウンタイム時に現れる症状の軽減や、悪化を防ぐ方法はあります。
それでは、ネックリフト後のダウンタイム期間中に注意したい点をご紹介しましょう。

洗顔&スキンケア

洗顔とスキンケアは、手術の翌々日頃から行えるようになりますが、患部の状態によっては不可となる場合がありますので、医師の指示に従って行うようにしてください。
なお、スキンケア時にはできる限り傷口に触れないように注意することが大切です。
また、患部に刺激を与えにくいという意味では、簡単にスキンケアを行えるオールインワンジェルなどの使用が望ましいでしょう。
メイクについても手術の翌々日頃から行えますが、この場合でも、傷口を避けて行う必要があります。

痛みが出たらクーリングで対処

ネックリフト後の痛みは、痛み止めの服用である程度は緩和できます。
しかし、痛み止めを服用したとしても、腫れとともに強い痛みが出ることがありますので、この場合では不凍ゲルタイプの保冷用枕などで患部をクーリングしましょう。
これにより、腫れや痛みを抑えることができます。

入浴&運動

シャワーは術後3日目から行えますが、抜糸前に患部を濡らしてしまうと、傷口の回復が起こることがありますので、十分に注意してください。
また、体を温めると血液循環が良くなり、腫れや内出血が悪化する可能性がありますので、入浴をするなら、術後1週間が経過するまで待ちましょう。
また、血液循環が良くなるという意味では運動も要注意ですので、運動も術後1週間は控えるよう注意してください。

食事について

ネックリフト後1週間程度は、食事の際に口を大きく開かないよう注意してください。
それをしておかないと、傷口が切れに付かず、傷跡が目立つ仕上がりになってしまうことがあります。
つまり、大きな口を開けなくても楽に食べられる食事の工夫が大切だということです。
たとえば、うどんやグラタン、シチュー、リゾットなどであれば、患部に大きな刺激を与えずに食べられますね。

また、お肉を食べたいのなら、よく噛まなければならないステーキやカツなどを避けて、柔らかいハンバーグにするなどの工夫も大切です。
さらに柔らかくしたいのなら、お肉に豆腐を混ぜた豆腐ハンバーグがおすすめです。
術後の1週間は、仕上がりを決める大事な時期ですので、できるだけ患部に刺激を与えない食事を心がけることが大切です。

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