ネックリフトは失敗が多い?医師が解説

ネックリフトを受けようとしている女性
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首は年齢が出やすい場所で、横ジワや縦ジワ、たるみがあることで、より年齢を感じやすくさせます。そのような首の悩みはネックリフトを受けることで改善を目指せますが、実は、ネックリフトは失敗する可能性がある手術なのです。
こちらのコラムでは、ネックリフトの失敗事例や、ネックリフトで失敗しないための対策をご紹介しています。

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ネックリフトってどんな美容整形?

ネックリフトとは、耳の後ろから皮膚を切開し、たるみをつくり出している皮膚を取り除いたり筋膜を聞き上げたりすることで、首のシワを改善できる手術です。
ネックリフトはリフトアップ術に分類され、手術を受けることでフェイスラインのリフトアップ効果も期待できますが、より高いエイジングケア効果をお望みなら、以下の手術との併用になる可能性があります。

フェイスリフト

フェイスリフトは、文字通りフェイスラインのリフトアップを狙えるリフトアップ術で、以前では、たるみをつくり出している皮膚の切除のみの手術が主流でした。
しかし現在では、皮膚切除とともにSMAS層(表在性筋膜=表情筋とつながっている筋膜)を引き上げるスマスフェイスリフトが主流になりつつあります。
なお、スマスフェイスリフトには、首のシワ改善効果も期待できますが、しっかりと改善したいなら、ネックリフト+スマスフェイスリフトが理想的な組み合わせです。

ペリカン手術

年齢を重ねると、あご下の筋肉の緩みによるたるみが顕著になってきます。
そしてそのたるみがペリカンののど袋のように見えることから、この部分のたるみを取り除く手術はペリカン手術と呼ばれています。
ペリカン手術とは、あご下のたるんだ皮膚を丁寧に剥がした上で、必要に応じて脂肪除去を行ったあとに、広頚筋を中央に引き寄せて縫い付け、固定する手術です。
この手術では、あご下の皮膚がたるむことでできた縦ジワや二重あご改善にも対応できます。
また、あご下の皮膚のたるみは脂肪吸引で起こることもありますが、ペリカン手術は脂肪吸引によるあご下のたるみ改善にも役立ちます。
なお、ペリカン手術では、切開痕が目立たないあご下ラインを切開しますので、首の前側に傷跡が残る心配はありません。

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ネックリフトは失敗が多い?その理由とは

首は神経や血管が集まる場所です。
そのため、解剖学的な分野における知識不足の医師が手術を担当してしまうと、顔面神経麻痺や大出血といった深刻な状態になるリスクがあるのです。
特に重度な顔面神経麻痺が起こってしまうと、自然治癒できない可能性があり、この場合では再建手術で対応しなければならなくなることもあります。
このようなネックリフトの失敗は、知識力や技術力が不足した医師が手術を担当することで起こりやすくなります。
それでは、ネックリフトの失敗事例について、もう少し詳しく見ていきましょう。

ネックリフトの失敗事例

ネックリフトの失敗事例は意外と多く、その中でも以下でご紹介する失敗が多いと考えられています。

傷跡が大きく目立つ

ネックリフトでは、耳の付けの部分から生え際部分にかけて切開をするため、髪で隠しやすく傷跡が目立ちにくいという特徴があります。
しかし、スマスフェイスリフトと併用した場合では、スマスフェイスリフトで皮膚を切除しすぎたり、SMAS層を引き上げすぎたりしたことで縫合部分に高いテンションがかかり、仕上がり後の傷跡が目立ってしまう事例があるのです。
リフトアップ術は、どの手術や施術を受けるにしても、知識力や技術力が高い医師に任せないと、失敗のリスクが高いという認識を持っておく必要があります。
なお、ネックリフトもスマスフェイスリフトも、正しい方法で手術が行われれば、時間の経過とともに傷跡はほとんど目立たない状態に回復します。

あご下のたるみが残った

ネックリフトは単独で行われることがほぼない手術で、あご下のたるみが顕著な場合では、ペリカン手術との併用になることが多いです。
ところが、知識不足の医師がカウンセリングや手術を担当してしまうと、ペリカン手術の併用が必要だと判断できず、ネックリフトのみで手術を行ってしまう可能性があるのです。
すると、あご下のたるみが残り、ネックリフトの効果をあまり実感できない結果になってしまうことになります。

思っていたほどの効果を得られなかった

ネックリフトは、お客様一人ひとりに合った方法です。
そのため、切開部分がずれた、皮膚の切除量を間違えたなど、不適切な手術をしてしまった場合では、思っていたほどの効果を得られない可能性があるのです。
また、併用すべき手術の種類の選択も医師が行いますが、ここで種類を間違えることで、思うような効果を得られなくなる可能性もあります。
このようなミスは頻繁に起こるものではありませんが、適当に医師を選んでしまった場合では、十分に起こり得ます。

合併症のリスク

上記では、顔面神経麻痺や大出血について触れましたが、ネックリフトにはほかにも合併症のリスクがあります。
ひとつ目には、体質によっては傷跡がケロイド状に盛り上がる可能性があるということです。
このような盛り上りは、時間の経過とともに引いていきますが、長期に渡って症状が引かない場合には、ステロイド剤などを使用して治療しなければならないこともあります。
そしてふたつ目には、術後しばらくの間、患部周囲の感覚が鈍くなる可能性があるということです。
これは、手術によって細かい神経が切断されることで起こるもので、数カ月かけて感覚が戻ってきます。
つまり、失敗ではないということですので、落ち着いて回復を待ちましょう。

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ネックリフトで失敗しないための対策

ネックリフトで失敗しないためのカギは、ズバリ、クリニック選びと医師選びです。
それでは、クリニック選びや医師選びのポイントについてご紹介します。

ネックリフトの実績があるクリニックを選ぶ

ネックリフトを受けるクリニックは、通いやすい立地にあることと、ネックリフトの実績があることを確認した上で選びましょう。
特にネックリフトの実績の有無は重要で、実績があるクリニックでは、ネックリフトの説明や症例写真が掲載されていますので、不安なく手術を受けられるでしょう。
反対に、ネックリフトに関する情報の記載がないクリニックは、ネックリフトの実績がない可能性がありますので、避けたほうが無難です。

また、ネックリフトはダウンタイムが長い手術ですので、アフターフォローがあるクリニックを選ぶことも大切です。
ダウンタイム期間中には不安を感じる症状が現れることもあり、このようなときに役立つのがアフターフォローです。
アフターフォローは、電話や問い合わせフォームなどから行えますので、術後の不安に備えるという意味でも、アフターフォローがあるクリニックを選ぶことが大切です。

医師のカウンセリングで判断する

医師を選ぶ際には、以下の点に注意を払ってください。

他の手術や施術の説明があること

ネックリフトは単独で行われることがほぼない手術で、フェイスリフトなどとの併用になることが多いという特徴があります。
そして、ここで注意していただきたいのは、併用が必要な理由についてわかりやすい説明を行える医師かどうかを判断するということです。
また、併用が必要な手術の内容についても、細かい説明があるかどうかを確認してください。
万が一併用の説明がない場合には、ひとまず手術は受けずに、別のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。

リスクについての説明があること

ネックリフトは首という大変デリケートな部分に手を加える手術のため、いくつものリスクを伴います。
初めからリスクばかりを強調する医師はいないものと思われますが、お客様がリスクについての質問をした際に、はっきりとリスクの説明ができる医師は信頼できます。
リスクを知らずに手術を受けてしまうと、術後に現れる症状で驚くことになる可能性がありますので、リスクについては必ず確認しておきましょう。

ダウンタイムやアフターフォローについての説明があること

ネックリフトをはじめとするリフトアップ術は、手を加える部分が多い分、他の美容整形よりもダウンタイムが長い傾向にあります。
具体的には、強い腫れや内出血のピークは術後3~4日目に訪れ、1週間までは強い腫れが見られます。
その後、2週間程度かけて腫れは引いていきますが、内出血は黄色っぽく変化したのちに回復に向かいます。
また、ダウンタイム期間中にはさまざまな注意事項もありますので、この点の説明についてもチェックしてください。

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ネックリフトはこんな方におすすめです

ネックリフトは、以下に該当する方におすすめです。

首の横ジワ、縦ジワを改善したい方

ネックリフトでは、他のリフトアップでは実現が難しい首の横ジワや縦ジワの改善を目指せます。
首は年齢が出やすい場所ですので、首からエイジングケアをしたいという方にはネックリフトがおすすめです。

長期的なリフトアップ効果をお望みの方

ネックリフトは、一度手術を受ければリフトアップ効果が長期的に続くという特徴があります。
たとえば、お手軽に受けられるとして人気のリフトアップ術には糸リフトがありますが、糸リフトの効果は長く続かず、効果が失せた時点で再度手術を受けなければなりません。
一方ネックリフトでは、内部の組織に直接アプローチするため、長期的な効果を期待できるのです。

強いたるみを解消したい方

年齢によって現れた強いたるみは、複数の手術を組み合わせた方法で対応する必要があります。
ネックリフトでは、他の手術との組み合わせて行われることが多いため、強いたるみでお困りの方にもおすすめです。
なお、ネックリフトと併用になる手術については、医師の見解を確認する必要がありますので、気になる方はひとまずカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

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eクリニック(イークリニック)横浜みなとみらい院は「みなとみらい駅」徒歩3分にある三菱重工横浜ビルの2階にあります。2023年オープンの綺麗な美容外科です。ネックリフトの美容整形に積極的に取り組んでいます。そのため、フェイスリフトなどの施術の実績が豊富です。

カウンセリングは無料ですので、ぜひ一度ご相談にいらしていただければと思います。

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